チャイナタウン、リトルインディアときた後は、アラブ・ストリートでシンガポールのイスラム文化も少し見てみたい、ということでリトルインディアのあとはアラブ・ストリートへ。その後はようやくマーライオンへ向かいます。
目次
最新の若者文化とイスラム文化が混じりあうアラブ・ストリート
リトルインディアを後にして次に向かったのはアラブ・ストリート。
アラブ・ストリートがある地区は現地ではカンポン・グラムと呼ばれており、主にマレー系シンガポール人の居住地域となっている。
マレー系シンガポール人は中国系に次いで2番目に数が多く全体の13%、そしてそのほとんどがイスラム教徒だそうだ。お隣のマレーシアはイスラム教を国教としているし、インドネシアもイスラム教徒が約9割を占めることを考えると構成比はかなり少ないように感じる。
サルタンモスク周辺
『サルタン・モスク』
サルタン・モスクは1824年にシンガポール初のサルタンであるサルタン・フセイン・シャーのために建設されたといわれている。ちなみにサルタンとはイスラム世界での君主の称号ですが、個人的にはスルタンというほうが馴染みがある。少し調べたところ今でも世界に3人のスルタンがいるらしい。少し違うが日本の天皇的な存在なのかもしれない。
黄金に輝くドームを中心にイスラム文化が集まる地域らしくじゅうたんや布、雑貨などを売っている店が集まっている。木の影響かちょっとオアシスのような雰囲気なのかも、晴れていれば。
ちょうど到着した頃にスコールが降ってきた。東南アジア特有の一時的なものだろうけど、SFC修行僧のような時間に制限のある旅行者にはのんびり雨宿りしている時間はない。ちなみに傘も無い。
土砂降りの雨の中、店と店の間をすり抜けるようにアラブ・ストリートを散策した。
サルタン・モスクの周りにはトルコ料理屋がたくさんある。トルコ料理は世界三大料理のひとつに数えられているが、日本人がぱっと思い浮かぶのはケバブぐらいか。あと伸びーるアイス。値段は結構高めなので観光地価格なのかも。ちなみにやんやんはトルコ料理ではキョフテが好き。
イスラム系の地域なので当然のようにじゅうたん屋もあるが、なかなか入りずらい雰囲気。トルコなんかでは軽い気持ちでじゅうたん屋に入ったらチャイやクッキーに睡眠薬を入れられて身ぐるみ剥がされた、なんて話も昔をよく聞いた。もちろんそういう店はほんの一握りだけで、ほとんどが普通の店だが、少し構えてしまう。
でもペルシャ絨毯は丈夫だし、なによりデザインが素晴らしい。高級だけど。いつか家を買ったら、リビングに敷く絨毯をイランやモロッコに買いに行きたい。
ハジ・レーン
『ハジ・レーン』
サルタン・モスクからすぐ、アラブ・ストリートの隣のハジ・レーンという通りにはおしゃれなカフェや雑貨を扱うお店が並んでいる。この時はスコールに打たれ心が折れていたのであまり写真は撮らなかった。傘もささず、びしょ濡れではカフェに入ることも出来ない。
スコールの合間に取った写真。インスタ映えしそうなウォールアートがたくさんある。クラフトビールが飲める店や水タバコが吸えるお店もあり、歩いているだけでも結構楽しい。特に女子ウケはよさそう。今回は少し歩いただけで退散したため、また機会があればゆっくり歩いてみたい。
ついにシンガポールらしい?観光スポットへ
チャイナタウン・リトルインディア・アラブストリートとシンガポールの多種多様な文化に少しだけ触れた後は、やはりシンガポール定番スポットにも一回は行ってみなくては。世界三大がっかりともいわれるマーラインも実際にはどうだろうか。
マーライオンパークとマリーナベイサンズ
ちょっとだけ晴れてきました。おなじみのマリーナベイサンズとマーライオンのツーショット。マーラインの周囲はたくさんの観光客でごったがえしていた。晴れていればいい写真が撮れるんでしょうけどね。
それにしてもマリーナベイサンズのシルエットは圧巻。バンコクなんかもそうだけど東南アジアでは今の日本には到底建てられないようなユニークでスケールの大きい建築がどんどん建っている。まだ大学生だった約15年前に初めての海外で上海に行ったときに、日本より遥かに遅れていると思っていた中国の勢いを感じて衝撃を受けたことは思い出して、ちょっと切ない気持ちになった。
マーライオン。もともt期待のハードルがそれほど高くなかったので全然がっかりしなかった。意外と大きいし、ライオンの首から下が魚なんてよく考えるとかなり奇妙。水の勢いは結構強め。
ちなみに裏側に少し小さいマーライオンもいる。またセントーサ島にはもっと大きいマーライオンも。
服も乾いてきたので、ちょっと休むためにマーラインの近くのスターバックスへ。世界のどこにいってもスタバの中の雰囲気は万国共通。困ったときのスターバックス。
ちなみにマーライオンの近くのスターバックスの窓際の席からはマリーナベイサンズが見えます。ラテでも飲みながらマリーナベイサンズを眺めて、はるばる遠いところまできたなと、ちょっとセンチメンタルな物思いに耽ることも可能です。周囲をシンガポールの若者に囲まれながらですが。
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ
『ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ』
何かの雑誌の表紙で初めてライトアップされたガーデンズ・バイ・ザ・ベイをみたとき、CGだと思った。広大な植物園の中に、まるで未来都市のような人工のツリー。こういうものが造れてしまう国って本当にすごい。
マリーナ・ベイ・サンズからガーデンズ・バイ・ザ・ベイへの桟橋。どこに行くにしても歩いて橋を渡っていくときは期待に胸が高鳴る。このときばかりは雨が降っていたほうがより熱帯雨林感が出て、なお良し。
スーパーツリー・グローブの下から。庭園の中には大小12本のスーパーツリーが立っていて、最も大きいツリーの上にはルーフトップバーがある。敷地はかなり広いため修行の合間ではすべてを見回ることは不可能だが、少し歩くだけでも全身でマイナスイオンを浴びているような感覚を味わえる。夜のライトアップも見てみたいが、フライトの関係でかなり微妙な時間になりそうなので今回はやめておいた。
マリーナ・ベイ・サンズ
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイから端を渡ってマリーナ・ベイ・サンズへ。例の屋上のプールには宿泊者でないと入れないようですが、展望台へは宿泊者でなくても行けるようです。
天気も悪かったので、展望台にはいかずにショッピングモールへ。建物の中に船が浮いています。特に乗りたいとは思いませんが、子どもがいたら楽しいかもしれません。
小腹が空いたのでフードコートでラクサを食べる。日本にはあまりない味なので一口目は戸惑うが、魚介のダシとココナッツミルクが混ざり合って、なんともクセになる味。ラクサの有名店にも行ってみたかったが、今回はここでタイムリミット。空港に向かいます。
4/8 シンガポール→東京(成田)
丸一日のシンガポール滞在はこれにて終了、日本に戻ります。成田の後にまだ那覇往復がありますが、一回目のSFC修行はほぼ終了したようなもの。とても楽しい旅でした。
SATS PREMIER LOUNGE
帰りもプレミアムエコノミーなのでラウンジでシャワーを浴びて深夜のフライトに備ええる。過密日程のSINタッチではラウンジしかシャワーを浴びるチャンスがないため少し早めに空港に戻る必要がある。
時間があるので少しだけ。ホテルのバイキングなんかもそうですが、食べすぎてしまいますね。
プレミアムエコノミーで日本へ
0泊でのSINタッチはかなり体力を消耗するため、エコノミーだとかなり厳しい。プレエコだと十分休息出来ます。一回目の修行終了まであと少し。
2日目その3まとめ
これまで東南アジアの中でも近代的なイメージのシンガポールには、あまり魅力を感じたことがなかった。おそらくSFC修行がなければシンガポールに来ることはなかったのではないかと思う。だけどやっぱり自分の目で見て、足で歩いて、全身でそれを感じないとわからないことはたくさんある。
シンガポールはおもしろい。今度は子連れで来て、子どもにも色んなことを感じてもらいたい。それはまだまだ先のことだけど。
さぁ無事に日本に帰りましょう。
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