SFC修行僧に人気の国際線プレミアムエコノミーの予約クラスに、これまでのG・Eに加え“N”が追加されました。
これまでプレエコは予約クラスにかかわらず区間基本マイレージに対する積算率が100%でしたが新予約クラス“N”は70%となっています。
2019年以降のSFC修行にもかなり影響してきそうですね。
目次
ANAキャリア運賃の一部改定(12/4)
2018年12月4日にANAからのお知らせとしてANAキャリア運賃の一部改定が発表されていいます。
適用開始日は2018年12月5日(水)以降購入分からなので、お知らせの発信の翌日にはもう適用になっています。
適用までの猶予期間がほぼなかったため、これから2019年の修行フライトの予約を入れようと思っていた人にとっては大幅な予定変更が必要になる可能性があります。
国際線プレミアムエコノミーに新予約クラス“N”が登場
これまで国際線プレミアムエコノミーは予約クラスにかかわらず区間基本マイレージに対する積算率が100%であり、早い時期に安く座席を確保出来れば効率よくPPが貯まるとSFC修行僧に人気となっていました。
(これまで)予約クラスG、Eともに区間基本マイレージに対する積算率100%だった
上の図はプレミアムエコノミーのこれまでの予約クラスです。区間基本マイレージに対する積算率は100%しかありません。
そして、今回プレミアムエコノミーに新予約クラス“N”が登場しました。
(今回)予約クラス“N”が登場。区間基本マイレージに対する積算率70%
新予約クラス“N”は区間基本マイレージに対する積算率は70%です。
つまり今後は同じプレエコでも予約クラスによってPPが70%になる可能性があるということです。
これから2019年に国際線プレミアムエコノミーを利用してSFC修行をしようと考えている人は要注意ですね。
SFC修行への影響について
新予約クラス“N”の登場によって、今後のSFC修行にどんな影響があるのでしょうか。
私も2018年にSFC修行で2度使った金曜日出発、日曜日戻りのSINタッチを例に考えてみます。
プレミアムエコノミー:Super Value 予約クラス“N”
2019年2月1日(金) Super Value 予約クラス“N”
一番安いSuper Valueが予約クラス“N”となっています。金額は64,150円です。
- 予約変更:不可
- 払い戻し:不可
- アップグレード:対象外
成田-シンガポール間・予約クラス“N” 獲得マイル&PP
PPは区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×路線倍率+搭乗ポイントで計算されるため、成田-シンガポール間・予約クラス“N”で獲得できるPPは3,877ポイントとなります。
プレミアムエコノミー:Value Plus 予約クラス“E”
2019年2月1日(金) Value Plus 予約クラス“E”
二番目に安いValue Plusが予約クラス“E”となっています。金額は88,650円です。
- 予約変更:不可
- 払い戻し:可(手数料あり)
- アップグレード:対象
成田-シンガポール間・予約クラス“E” 獲得マイル&PP
成田-シンガポール間・予約クラス“N”で獲得できるPPは5,368ポイントとなります。予約クラス“N”が3,877ポイントだっため約1,500ポイントの差が出てきます。
クラスEとNのPP単価比較
2018年も多くの修行僧が利用したと思われるSINタッチの前後に那覇往復をくっつけたパターンでPP単価を比較してみます。
2019年2月1日(金)~2月3日(日) 那覇-シンガポール 予約クラス“N”
予約クラス“N”での那覇-シンガポールの運賃=147,970円、獲得PP=11,690ポイント(国内区間は1,968PP)で、PP単価=12.7円です。
2019年2月1日(金)~2月3日(日) 那覇-シンガポール 予約クラス“E”
予約クラス“E”での那覇-シンガポールの運賃=178,470円、獲得PP=14,672ポイント(国内区間は1,968PP)で、PP単価=12.2円です。
なんと予約クラス“E”のほうがPP単価がいいという結果になってしまいました。
SINタッチをするなら予約クラス“E”を狙うのも場合によってはあり?
今回の調査では、お得な運賃のはずの予約クラス“N”より予約クラス“E”のほうがPP単価が安いという結果になりました。
アップグレードや払い戻しの条件は予約クラス“E”のほうが良く、一度に獲得できるPPも多いです。
2019年にSFC修行で国際線プレミアムエコノミーを利用したSINタッチを計画する場合には、単に最安値を狙うだけではなく、事前にきちんと各予約クラスのPP単価を計算したうえで、どちらを選択するか決める必要がありそうです。
まとめ:2019年SFC修行にSINタッチは厳しいか
今回は国際線プレミアムエコノミーの予約クラス“N”と“E”を比較してみました。
修行僧以外に獲得PPを気にしている人はあまりいないと思われるので、普通に旅行などでプレエコを利用する分には金額的な負担に変化はありませんが(マイル積算は減)、修行僧にとってはPP単価があがるのは大問題です。
前後に那覇をくっつけてもPP単価10円を切れないとなると、これからSFC修行にSINタッチを利用する人はかなり減るんじゃないかなという印象です。
2019年にSFC修行を予定している方は慎重にルートを検討してください。
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